2021年10月に湯快リゾートの「ゆかいなバスツアー」を利用して南紀勝浦温泉 越之湯に行った時のレポートです。
- 行くまでの流れ
- 出発地:新大阪
- 休憩:紀ノ川サービスエリア(下り)
- 昼食タイム:とれとれ市場
- 串本・橋杭岩
- 南紀勝浦温泉 越之湯に到着
- 駅メモスタンプラリーの時間(実質自転車メモリーズ)
- 夕食タイム
- 朝のお風呂
- 朝食タイム
- 大門坂
- 那智御滝
- 熊野那智大社
- 休憩:道の駅すさみ
- 休憩:岸和田サービスエリア(上り)
- 新大阪に帰還
- 私感
行くまでの流れ
『駅メモ!』の『温泉むすめ』コラボ第2弾で、『温泉むすめ』のキャラが観光大使に任命された温泉地に行こうキャンペーンをやっていまして、近畿地方*1では湯村温泉(兵庫県)、南紀勝浦温泉(和歌山県)、鳥羽温泉郷(三重県)の3か所が選ばれています。
鳥羽温泉郷は3月、湯村温泉は4月に訪問しまして、残すは南紀勝浦温泉のみでした。
この後のコロナ第4波・第5波であまり行く気になれなかったのもありますが、この南紀勝浦温泉、アクセスがあまりよろしくないのが遠征の障害になっていました。
高速バスは関東から夜行バス(執筆時点では運休中)は出ているものの、他の地域からは1本も出ていません。
鉄道は大阪方面から特急くろしお、名古屋方面から特急ワイドビュー南紀が出ていますが、どちらも移動時間は長めで運賃も高め。衝動的に行くにはちょっと躊躇ってしまいます。最近販売開始した「JR西日本関西どこでもきっぷ」でも10000円は掛かってしまいます。
そんな事情でなかなか行けず仕舞いでしたが、庶民の友・湯快リゾートがツアーバス「ゆかいなバスツアー」を出してくれました。
紀伊勝浦への往復バスに1泊2食が付いておひとりさま21200円。宿は平日13178円(1人)で土日だと休日価格で更に上がることを考えるとかなりコスパ良し。
このバスツアーの難点としては最少催行人数20人で、14日前の時点で予約人数が少ないと中止になってしまいます。
今回は予約締切の寸前に予約して中止にならなかったので、14日前より後に予約可能なら催行されると思われます。実際、自分が利用した時は27名が参加していたようです。
出発地:新大阪
新快速で京都駅から新大阪駅へ。
集合場所に指定された場所に行くと運転手の方がツアーバスに誘導していました。目印になる看板とかは特に持っていなかったので、自分でバスを見つけに行った方がよいかもしれません。
出発時間の9:30頃にツアーバスは出発します。
休憩:紀ノ川サービスエリア(下り)
和歌山県に突入したところでいったんトイレ休憩に入ります。
なんとトレカ自販機が置いてありました。昔サービスエリアでよく売っていた「玉手箱」の現代版なんでしょうか。昔はスーファミのゲーム、今はTCGのレアカードが目玉景品なんですね。
アウトの刃。
写真にもあるように、今日はこのサービスエリアの特売デーで全品2割引になっていました。
ここの名物らしいコーヒーランド(コーヒークリーム入りフランスパン)を2割引で購入し、翌日の夕食にさせていただきました。
昼食タイム:とれとれ市場
白浜のとれとれ市場にやってきました。
白浜に訪れるのは去年の12月以来。前回はあまり興味がなかったのでスルーした場所です。
この日は日曜日ということもあって駐車場には車がいっぱい。食事コーナーは大行列。そもそもいいお値段すぎて躊躇っちゃう!
マグロの解体ショーも感染対策を行った上で実施されていました。観客の方は少し密集気味でしたが。
昼食はまる天の海老マヨ棒にしました。それは三重県の名物というツッコミは堪忍な。
海老は粉々かと思ったら大きなかたまりが入っていて満足。
串本・橋杭岩
次にやってきたのは串本の橋杭岩。
串本は2年前のマスターオブ和歌山遠征で途中下車した場所で、この時乗った周遊バス(まぐトル号)の中で橋杭岩を一度見ているので、橋杭岩を拝むのはこれが2回目になります。ガラス越しではなく生で見たのは初めてです。
串本駅は本州最南端の駅、潮岬は本州最南端の地と「本州最南端」アピールが激しい場所ですが、橋杭岩に併設された道の駅でも「本州最南端 道の駅」とアピールは欠かせません。
南紀勝浦温泉 越之湯に到着
橋杭岩からは下道を走り続け、15:30頃に今回の宿泊先・越之湯に到着します。
食事の時間は普段なら1部・2部を選ぶ形なのですが、夕食・朝食ともに最初から1部(18:00、7:00)に決まっていました。元からそのつもりなので問題なし。
まずは日が沈まないうちに温泉に入浴。
源泉は2種類あって、1つは硫黄入り塩化物泉。岩風呂と海が見れる露天風呂で使われています。岩風呂は湯が濁っていて、いわゆる「硫黄の臭い」もしていい感じ。露天風呂は同じ源泉ですが屋内の岩風呂より薄め?
もう1つはアルカリ性単純温泉で、これは庭園露天風呂で使われています。よくある肌がぬるぬるするタイプです。
温泉は両方とも浴場内の看板でかけ流しを謳っていますが、温泉表示表には循環装置利用とあるので「放流・循環併用式」と思われます。
駅メモスタンプラリーの時間(実質自転車メモリーズ)
温泉から出ると時間は16:00頃。これから夕食の時間までに今回のミッションをこなします。
南紀勝浦温泉ミッションの1つ目のスポット・勝浦漁港にぎわい市場。
営業時間は16:00までで既に閉店していました。無念。
1つ目のチェックイン対象駅・紀伊勝浦駅。
駅自体は既にチェックイン済みですが、駅舎に2つ目のスポット・南紀勝浦温泉旅館組合が併設されているので訪問しました。
来ました。 #樹紀ちゃんお誕生日おめでとう #南紀勝浦温泉 pic.twitter.com/92wLRjIpo7
— 村田なむ (@namu_mrt) 2021年10月17日
駅メモコラボアクキーを頂くとともに、南紀勝浦樹紀さんの誕生日(3か月前)を祝わせてもらいました。
ちなみに以下のキャンペーンでツイートしたものです。宿泊領収書で貰える方は明日の出発時間までに間に合わないので断念。
朗報です‼️南紀勝浦 樹紀ちゃんのお誕生日を記念しキャンペーンを行います🎂期間は2021年7月1日~。お一人様お一つ限定で特製チケットフォルダーと缶バッジをプレゼントします🎁(プレゼントにはそれぞれ条件がございます。詳細は添付画像をご覧下さい)
— 南紀勝浦温泉旅館組合 (@nkosn) 2021年6月26日
更に❗️7月7日には新イラストパネルが登場します❣️ pic.twitter.com/WcE4mEvz9O
受付の方がかなり温むす推してくれて、その熱意にやられてしまった格好です。今まで温泉むすめ採用していても窓口が塩対応っぽい温泉が多かったので、これがガチ勢かと感銘を受けてしまいました。
この後、那智勝浦町観光協会(これも駅のすぐ隣)でレンタサイクルを借ります。向かう先は……。
2つ目のチェックイン対象駅・那智駅。紀伊勝浦駅から2駅で、道路からだと約2.7kmになります。
名古屋方面からだと紀伊勝浦駅に着くまでに通過しますが、大阪方面からだと通過しないので近くまで行ってやる必要があります。
そしてこれで南紀勝浦温泉ミッションコンプリート。南紀勝浦樹紀さんをお出迎えしました。
なお、翌日のバスで那智駅のチェックイン範囲に入るので、現地入り当日に南紀勝浦樹紀さんをお出迎えしたい酔狂な方でない限り、わざわざ那智駅まで自力で移動しなくても大丈夫です。
那智駅に隣接する道の駅はこれまた16:00閉店でした。
帰りにブルービーチ那智に寄ってみる。
シーズン外で人もほとんどいないし、時間があればもっと長居してみたかったですね。
この後、観光協会にレンタサイクルを返却し、越之湯に戻った時には17:30頃になっていました。夕食に間に合った。
夕食タイム
夕食バイキングは「勝浦水揚げ生まぐろ造り」や「マグロ稀少部位三点焼き」などが売り。(同じ生マグロはホテル千畳にもあったけど……。)
詳細は気が向いたら別エントリーで紹介します。
朝のお風呂
「潮騒の湯」と「三山の湯」は夜と朝で男女入れ替え制になっていて、朝は「三山の湯」が男湯になります。
岩風呂と庭園露天風呂は「潮騒の湯」とほぼ同じ。こちらの方が若干広いかな。
海を眺めながら日の出を見るのを楽しみにしていたのですが、海が見える露天風呂は「潮騒の湯」のみのようで残念。この日は曇っていてあまり映えない状況ではありましたが。
朝食タイム
朝食バイキングは「勝手丼」「フレンチトースト」などが売り。
湯快リゾートのプレミアム館は3館目ですが、ご当地アピールがほとんどなかったのは初めてかも。他のフレンチトーストは地元の卵や牛乳を使っていることをアピールしているのに、ここはただの「ふんわり玉子のフレンチトースト」という。
詳細は気が向いたら別エントリーで紹介します。
大門坂
昨日のツアーバスがやってきて9:30頃に出発します。
最初に訪れたのは大門坂。熊野那智大社の参道です。
道を進んでいくと映える風景がたくさん見られます。
バスの出発時間が来てしまうので「三町」のところで折り返し。
大門坂の駐車場前には「なでしこジャパン記念モニュメント」たるものも。
澤穂希選手しか知らんねん。
年配の方にも配慮してか、この先はバスで登っていきます。
那智御滝
次に訪れたのは那智御滝。途中に段差なく一気に流れる直瀑タイプの滝で、1段あたりの高さは日本一。日本のすごい滝ランキングの常連らしいです。
併設されている飛瀧神社はこの滝を御神体にしていて、御朱印も「那智御滝」と書いてくれるほど。
300円の課金で滝をもっと近くから見れたようなのですが、情報収集が足りてなくて現地では気づきませんでした。
熊野那智大社
バスは那智山観光センター近くの駐車場に停車し、ここから昼食タイムを兼ねたフリータイムになります。
この参道入口から熊野那智大社まで467段。段差は急ではないこともあって、そこまで段数を気にせずに登れた気がします。
登ってたら「こんぴらさんより余裕だわ~」みたいな会話も聞こえてきました。自分もそう思った。
大社のすぐ隣には御縣彦社があって、こちらでは八咫烏を祀っています。八咫烏をシンボルに採用している日本サッカー協会の方々が参拝されるそうで、先ほどの「なでしこジャパン記念モニュメント」もこの縁がきっかけで作られたようです。
熊野那智大社から少し歩くと青岸渡寺の三重塔に辿り着きます。滝と一緒に撮ってくれと言わんばかりの配置。
一通り見回って1時間強。滞在時間は2時間弱なので、残り時間は観光センター前のベンチで寛いでました。
昼食は良さげな場所がなかったので断食。朝食で沢山摂取したのでバランスをとった次第。
休憩:道の駅すさみ
高速道路のインターチェンジのそばにある道の駅すさみでトイレ休憩。
すさみ町は豚と猪を交配したイノブタを名産にしていて、この道の駅ではイノブタを使った食品を色々取り扱っています。イノブタのフランクフルト食べてみたかったのですが、作り置きしていなかったので断念。
休憩:岸和田サービスエリア(上り)
はじめに、本来の休憩箇所は紀ノ川サービスエリア(上り)でした。
ですが、紀ノ川サービスエリアに入る直前の分岐で京奈和自動車道の方に入ってしまうトラブルが発生。次のインターチェンジで折り返して阪和自動車道に戻って事なきを得ましたが、焦って運転が荒くなっているのが肌で感じるほどで、事故を起こさないかヒヤヒヤものでした。
結果、紀ノ川サービスエリアには物理的に入れなかったので、トイレ休憩は次の岸和田サービスエリア(上り)になりました。
新大阪に帰還
17:35頃に新大阪駅に到着。このまま新快速で京都に戻って今回のバスツアーは終了です。
私感
南紀勝浦温泉に訪問できるのに加えて、鉄道メインだと行くのが結構面倒な橋杭岩や熊野那智大社も一緒に観光できるのはコスパ良いのではないでしょうか。
一方、「南紀勝浦温泉の観光」の面では温泉地エリアの滞在時間の短さ、越之湯から漁港までの距離の長さ(約600m)から不向きなところがあります。(こんな時間でも開けてくれた温泉旅館協会や観光協会には感謝。)
元々、湯快リゾートの越之湯に行ってみたい欲求が強かった自分としては十分満喫できました。次行く機会があれば、時間の都合で行けなかったホテル浦島の大洞窟風呂とかにも訪れてみたいですね。