はじめに
マジック:ザ・ギャザリング(MTG)でプレイヤー発祥のフォーマットながら現在も人気を博す「統率者戦(旧:エルダー・ドラゴン・ハイランダー、通称:EDH)」。
EDHはアメリカの辺境から少しずつ普及していき、様々なプレイヤーが育ててきたフォーマットということもあって情報が散在しており、現在に至るまでの歴史を調べるのが難しい状況となっています。そこでInternet Archiveのアーカイブを全力で掘り出しつつ、ネット上で確認できる範囲の約20年分の歴史をまとめてみました。可能な限り出典を明記し、第三者による検証ができるように心掛けています。間違いや意見等がありましたらコメントなどいただけると幸いです。
各種ルール用語については基本的に現在の用語に置き換えて記載しています(例:ジェネラル→統率者など)。ただし、当時の用語を使った方が理解しやすいと判断したものについては当時の用語をそのまま使用しています(例:ゲーム外領域)。
要約
長い文章を読むのが大変という方は要約をどうぞ。
- EDHは2002年頃にAdam Staleyによって考案された。最初はアラスカ州アンカレッジのハウスルールだった。
- 当時アンカレッジ駐在のSheldon Meneryが現地のDavid PhiferにEDHを教えてもらった。
- 2004年8月20日にSheldon MeneryはStarCityGames.comにEDHの紹介コラムを寄稿し、世界選手権でEDHのサイドイベントを開催したり、ルールを少しずつ改善したりとEDHの普及に大きく貢献した。
- 2004年10月8日のルール更新で、統率領域(当時はゲーム外領域)から統率者を唱えられるルールが追加された。
- Cari ForemanとGavin DugganがそれぞれEDHのウェブサイトを立ち上げ、最終的にGavin DugganのウェブサイトがEDH公式サイトとして定着した。
- 2009年10月1日から総合ルールでEDHがサポートされるようになった。
- 2010年12月2日の『統率者』セット発表に併せてEDHが「統率者戦/Comamnder」に名称変更された。
統率者戦(EDH)の歴史
最初期
- 時期不明
- アメリカ合衆国のアラスカ州アンカレッジでエルダー・ドラゴン・ハイランダー(Elder Dragon Highlander、以後EDH)が誕生する。
Adam Staleyによって考案され、当時はアンカレッジ内のグループのハウスルールとして遊ばれていた。
2002年10月の時点でDavid Phiferが運営するウェブサイト「Alaska Magic」*1にEDHのルールが掲載されていることが確認できる。
「デッキ100枚」「同じカードは1枚まで(ハイランダー形式)」「統率者(ジェネラル)を選んで統率者と同じ色のみ扱える」「21点以上の統率者ダメージを受けると敗北」といった基本ルールは現在の統率者戦と同じだが、「初期ライフは200 ÷ 参加人数」「基本土地も1枚制限」「統率者は『レジェンド/Legends』の伝説のクリーチャー限定」「各伝説のクリーチャーを統率者に指定できるのは地域につき1人だけ」「統率者がオーナーによってゲームから取り除かれる場合は墓地送りになる」といった違いがあった。
当時の使用可能なカードセットはタイプ1(現ヴィンテージ)に準じているため、ポータル系列のカードは使用できなかった*2。 - 禁止 《忍耐の試練/Test of Endurance》
- 監視 《生命の律動/Biorhythm》
- 時期不明(2002年10月10日~2003年5月9日の間)*3
- 禁止 《燃え立つ願い/Burning Wish》《狡猾な願い/Cunning Wish》《死せる願い/Death Wish》《黄金の願い/Golden Wish》《生ける願い/Living Wish》
- 時期不明
- 当時アメリカ空軍に所属していたSheldon Menery(元レベル5ジャッジ、現統率者ルール委員会メンバー)が軍役でアンカレッジに駐在している時に地元のDavid PhiferからEDHを紹介される。
- 2003年
- Sheldon Meneryがバージニア州に転属した後、州内のマジックグループにEDHを紹介する。
- 2004年8月20日
- Sheldon MeneryがStarCityGames.comにEDHの紹介コラムを寄稿する*4。
「Alaska Magic」のルールにアレンジを加え、「統率者に『レジェンド/Legends』以外の伝説のクリーチャーも選択可能」「基本土地は1枚制限の対象外」「統率者と異なる色のマナを生み出すと無色マナになる」「統率者はゲームから取り除かれずライブラリーに戻る*5」などのルール変更が行われた。 - 2004年9月5日
- 世界選手権2004のサイドイベントとして「EDHマルチプレイヤーチャレンジ」が開催された。
これ以降もプロツアー等で何度かEDHのサイドイベントが開催された。ジャッジ中心のサイドイベントのため、決勝戦の後に開催する傾向があった模様。 - 2004年10月8日
- Sheldon MeneryがStarCityGames.comにてEDHのルール更新を発表*6。
ゲームの外部はゲーム外領域(当時)しか参照できないように変更され、この変更に伴い『ジャッジメント』の願いサイクル5枚が禁止解除された。
また、現在のEDHの醍醐味である統率領域(当時はゲーム外領域)から統率者を唱えられるルールが追加された。ただし、当時は唱えた回数に応じた追加コスト(統率者税)の概念はなく、統率者が6マナ未満なら6マナ支払う必要があるというルールであった*7。また、ゲーム外領域から統率者を唱えられるのも1回きりであった。 - 禁止 《天秤/Balance》《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
- 禁止解除 《燃え立つ願い/Burning Wish》《狡猾な願い/Cunning Wish》《死せる願い/Death Wish》《黄金の願い/Golden Wish》《生ける願い/Living Wish》
- 監視 《不死の標/Beacon of Immortality》
- 2004年11月5日
- Sheldon MeneryがStarCityGames.comにてEDHのルール更新を発表*8。
札束デッキはカジュアルフォーマットの精神に反するということで、《Timetwister》を除くパワー9と《Library of Alexandria》が禁止カードに指定された。《Timetwister》はもはやパワーカードではないという理由で禁止を免れている。 - 禁止 《Ancestral Recall》《ブラック・ロータス/Black Lotus》《Library of Alexandria》《Mox Emerald》《Mox Jet》《Mox Pearl》《Mox Ruby》《Mox Sapphire》《Time Walk》
- 監視 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》*9
- 2005年3月13日
- プロツアーアトランタ2005のEDHサイドイベントの状況から、その場で《一望の鏡/Panoptic Mirror》が禁止カードに指定された*10。
- 禁止 《一望の鏡/Panoptic Mirror》
- 2005年4月8日
- Sheldon MeneryがStarCityGames.comにてEDHのルール更新を発表*11。
- 禁止 《生命の律動/Biorhythm》《星の揺らぎ/Sway of the Stars》《激動/Upheaval》*12
解説ページの登場
StarCityGames.comの記事上でルール更新が行われてきたSheldon Menery版EDH。この後、Sheldon Menery版EDHをベースにしたEDHのウェブサイトが登場し、このウェブサイトを中心にルールの管理が行われるようになる。
最初は2つのウェブサイトが登場し、Cari Foreman(ジャッジ)によるウェブサイトと、Gavin Duggan(元カナダ代表ジャッジ、現統率者ルール委員会メンバー)によるウェブサイトでそれぞれ異なるルール改定が行われてきた。
最終的にはGavin Duggan版ウェブサイトが残り、これが現在の統率者ルール委員会へと繋がっていくことになる。
Cari Foreman版EDH(プロツアージャッジEDHルール)
「プロツアージャッジEDHルール(Pro Tour Judge EDH rules)」はGavin Duggan版EDHがグループによってEDHのルールが異なる旨を伝える際に使ったCari Foreman版EDHの呼び名*13。
- 2005年4月以前
- Cari ForemanによるEDHのウェブサイトがホビーショップ「Dream Wizards」のウェブサイト内に開設される*14。
これまでのStarCityGames.comをまとめた内容になっており、分割カードの扱い*15などのルールが明文化された。
また、ゲーム外領域から統率者を唱えられる回数の制限が廃止された。 - 2005年12月17日時点*16
- 新セットのカードはプレリリースの日にEDHリーガルになる旨が追記された。
統率者と異なる色の呪文や能力のプレイ制限はこれまでコストの色マナのみをチェックしていたが、カード上のマナ・シンボルをチェックするように変更された。
EDH特有の追加ルールとして「全ての統率者はプロテクション(《カラカス/Karakas》)を持つ」「《上位の狐、呪之尾/Rune-Tail, Kitsune Ascendant》の誘発型能力は初期ライフ総量の1.5倍になったときに誘発する」が追加された。 - 禁止 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》《Shahrazad》
- 2006年6月16日時点*17
- 統率者指定禁止 《無情の碑出告/Heartless Hidetsugu》《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》
- 監視 《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》
- 2006年5月23日
- Cari ForemanがEDHフォーラムに投稿する*18。
Dream Wizardsとは別のURL*19が貼られており、ウェブサイトが移転されたものと推測されるが、当該ページはInternet Archiveにも残っておらず詳細不明。 - 2006年7月22日
- EDHフォーラムにて、Gavin DugganからCari Foreman版EDHのウェブサイトの閉鎖が報告された*20。
Gavin Dugganはこの投稿でEDHのルール標準化を進めていきたいと語っている。 - 2006年9月5日時点*21。
- Dream Wizards下のウェブサイトが更新された。ルール内容が大幅に変更されており、先述の話よりCari Foremanの手から離れていることがうかがえる。
統率者の予約リストが廃止され、グループ間で同じ伝説のクリーチャーを統率者を選べるようになった。
統率者と異なる色の呪文や能力のプレイ制限がコストの色マナのみチェックするように戻された。
EDH特有の禁止カードリストがカードなしの状態になった。Googleグループで意見募集中とのこと。
統率者の領域移動のルールが変更され、統率者が墓地やゲーム外領域に移動する場合は必ずライブラリーに戻るようになった。
「全ての統率者はプロテクション(《カラカス/Karakas》)を持つ」の追加ルールが廃止された。 - 2006年12月12日時点*22
- Dream Wizards下のウェブサイトが閉鎖された。
Gavin Duggan版EDH(のちの統率者戦公式サイト)
- 2005年4月以前
- Gavin DugganによるEDHのウェブサイトが開設された*23。
Cari Foreman版と比べてハウスルールとしての柔軟性を持たせた内容となっており、様々な選択ルールを紹介している。
当初は使用可能なカードセットを制定しておらず、選択ルールでタイプ1.5(のちのレガシー)準拠にしたり、ポータル系列を許可したりすることが提案されている。
当初は禁止カードも厳格には制定しておらず、「たいてい禁止されているカード」「グループによっては禁止されているカード」をリストアップする形をとっている。
統率者の領域移動については「あなたの統率者が他のプレイヤーの効果によって恒久的にゲームから取り除かれる場合は、代わりにそれを墓地に置いた後でライブラリーに戻す*24」というルールを採用している。
初期ライフの200点を等分するルールは選択ルール扱いとなり、3人以下の場合は選択ルールを適用しないことが推奨された。
Sheldon Menery版EDHと違い、統率者ダメージによる敗北は単一の統率者ではなく全統率者からのダメージ累計で判定するようになっていたが、のちの更新で単一の統率者からのダメージで判定するように戻されている。 - たいてい禁止 《天秤/Balance》《忍耐の試練/Test of Endurance》
- グループによっては禁止《古き者どもの闘技場/Arena of the Ancients》《不死の標/Beacon of Immortality》《生命の律動/Biorhythm》《ブラック・ロータス/Black Lotus》《Library of Alexandria》《Mox Emerald》《Mox Jet》《Mox Pearl》《Mox Ruby》《Mox Sapphire》《一望の鏡/Panoptic Mirror》《星の揺らぎ/Sway of the Stars》《Time Walk》《激動/Upheaval》《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》*25
- 禁止解除? 《Ancestral Recall》(記載し忘れの可能性が高い)
- 2006年5月16日時点*26
- ジェネラル領域が追加され、ゲーム開始時、統率者はゲーム外領域の代わりにジェネラル領域に置かれるようになった。
統率者の領域移動については「あなたの統率者があなたがコントロールしない効果*27によって墓地に置かれたりゲームから取り除かれたりする場合、代わりにそれをジェネラル領域に置く」というルールに変更された。
統率者税の概念もここで追加され、当時は唱えるたびではなくジェネラル領域に戻るたびに2マナ加算される*28ルールとなっていた。
統率者の色によるデッキ構築制限について、これまで分割カードやキッカーコストなどに統率者と異なる色が含まれているカードもデッキに入れることができたが、こういった統率者と異なる色のマナ・シンボルを持つカードもデッキに入れてはいけないように変更された。
初期ライフについては従来の選択ルールに加えて初期ライフ40点固定も一般的である旨が追記された。 - 2006年10月10日時点*29
- 箇条書きだったルールが「デッキ構築ルール」「プレイルール」「カード特有ルール」に整理され、Cari Foreman版EDHでのルール改定が数多く取り込まれた。
使用可能なカードセットはヴィンテージリーガルで、新セットのカードはプレリリース時点でリーガルになる旨が明記された。
ジェネラル領域は廃止され、ゲーム開始時、統率者は再びゲーム外領域に置かれるように変更された。
統率者の領域移動については「統率者がそのオーナーがコントロールしない効果によって墓地に置かれる場合、代わりにオーナーはそれをゲームから取り除いてもよい。」というルールに変更された。統率者税も廃止された。
「全ての統率者はプロテクション(《カラカス/Karakas》)を持つ」「《上位の狐、呪之尾/Rune-Tail, Kitsune Ascendant》の誘発型能力は初期ライフ総量の1.5倍になったときに誘発する」ルールが追加された。
初期ライフは30点、40点、200 ÷ 参加人数がよく選ばれると記載された。
グループによって禁止カードが異なる場合があると断った上で、禁止カードを明記するようになった。 - 禁止 《Ancestral Recall》《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》、「たいてい禁止されているカード」「グループによっては禁止されているカード」のうち禁止解除されていないカード全て
- 禁止解除 《古き者どもの闘技場/Arena of the Ancients》《不死の標/Beacon of Immortality》
EDHルールの標準化
Cari Foreman版ウェブサイトの閉鎖により、Gavin Duggan版ウェブサイトがEDHの中心となり、ルールの標準化が進められていくことになる。
- 2007年3月1日
- 「6マナ未満は6マナ支払う」ルールはロフェロス以外には不要ということで、後述の6マナルール廃止と引き換えに《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》が統率者指定カードに指定された。
- 統率者指定禁止 《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》
- 2007年3月9日
- EDHフォーラムにてルール変更が発表される*30。
統率者ダメージは戦闘ダメージのみカウントするように変更された。
統率者はシャッフル前にゲームから取り除くことが明確化された。
統率者の領域移動について「オーナーがコントロールしない効果」の制限がなくなり、どの効果でもゲームから取り除けるようになった。
統率者税が復活し、現在と同じ「ゲーム外領域から唱えた回数1回につき追加コスト2マナ加算」が採用された。
統率者の「6マナ未満は6マナ支払う」ルールが廃止された。
初期ライフは40点固定に変更された。 - 禁止 《合同勝利/Coalition Victory》
- 2007年4月24日*31
- 上記のルール変更がウェブサイトに反映された。
- 2007年6月9日時点*32
- 「全ての統率者はプロテクション(《カラカス/Karakas》)を持つ」のルールが廃止され、代わりに「《カラカス/Karakas》の能力は統率者をオーナーの手札に戻せない」のルールが追加された。
- 2007年9月18日*33
- 統率者が効果以外の方法で墓地に置かれる場合もゲームから取り除くように変更された。
「《裂け目掃き/Riftsweeper》の能力は統率者をゲーム外領域からライブラリーに戻せない」のルールが追加された。
禁止カードリストから《Shahrazad》が削除されたのは《Shahrazad》が全フォーマットで禁止される*34ことを受け、禁止カードとして明示する必要がなくなったため*35。 - 禁止解除 《不死の標/Beacon of Immortality》《Shahrazad》
- 2008年3月4日時点*36
- 禁止 《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare》
- 2008年6月2日*37
- 『シャドウムーア』で混成カードが復活してから、混成マナ・シンボルの片方だけ統率者の色と一致しているカードをデッキに入れられないか議論が起きていたが、最終的にこの提案は却下された。
- 2008年6月4日*38
- 禁止 《限りある資源/Limited Resources》
- 2008年6月16日時点*39
- 2007年9月20日よりヴィンテージで《Shahrazad》が禁止カードに指定されたが、特例でEDHリーガルであることが追記された。
- 2008年7月3日*40
- 統率者の扱いは「リーグルール」「オープンプレイルール」の選択制になった。
「リーグルール」はよくプレイするグループ向けで、複数プレイヤーが同じ統率者を選べず、他のプレイヤーが統率者として選んだカードはデッキに入れてはいけない。
「オープンプレイルール」は不特定多数とのプレイ向けで、統率者にはレジェンド・ルールが適用されないものとして扱う*41。
統率者であることは特性ではなく、コピーや継続的効果による上書きは行えず、カードの状態によって変化しないことが明確化された*42。
1回目のマリガンでは引き直せるカードの枚数は減らないルールが追加された*43。 - 2008年9月7日時点*44
- 《裂け目掃き/Riftsweeper》《カラカス/Karakas》の禁止カード指定に併せて《裂け目掃き/Riftsweeper》《カラカス/Karakas》《上位の狐、呪之尾/Rune-Tail, Kitsune Ascendant》特有のルールが廃止された。
- 禁止 《丸砥石/Grindstone》《カラカス/Karakas》《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》《変幻の大男/Protean Hulk》《裂け目掃き/Riftsweeper》
- 禁止解除 《忍耐の試練/Test of Endurance》
- 2008年12月1日*45
- 2008年9月24日のオラクル更新によって《Time Vault》が昔の機能に戻り、無限ターンコンボで大暴れしたため、《Time Vault》が禁止カードに指定された。
- 禁止 《Time Vault》
- 2009年3月20日*46
- 禁止 《金属細工師/Metalworker》《修繕/Tinker》
- 禁止解除 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
- 統率者指定禁止解除 《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》
- 2009年6月20日*47
- 禁止 《Fastbond》《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
- 統率者指定禁止 《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》
- 2009年7月
- EDHウェブサイトが http://www.dragonhighlander.net/rules.php に移転する。
- 2009年7月19日*48
- 統率者がプレイヤーに与える戦闘ダメージに「ジェネラルダメージ」(現在の統率者ダメージ)の呼称が付けられた。
- 2009年9月10日*49
- 『プレインチェイス』初出の統率領域(当時の日本語訳は「コマンド領域」)が採用され、ゲーム開始時、統率者はゲーム外領域の代わりにジェネラル領域に置かれるようになった。この変更に伴い《裂け目掃き/Riftsweeper》が禁止解除された。
また、統率者が追放領域に置かれる場合も統率領域に戻せるようになった。
マリガンルールにPartial Paris Mulligan(部分的パリ・マリガン)が採用された。説明はMTG Wikiを参照のこと。
これまで「リーグルール」「オープンプレイルール」に分けていた統率者のルールはオープンプレイルールを標準とし、リーグルールは選択ルールの一種に変更された。また、オープンプレイルールの「統率者にはレジェンド・ルールが適用されない」が廃止され、統率者もレジェンド・ルールで墓地送りされるようになった。 - 2009年9月20日
- 上記2009年9月10日のルール変更時に発表されたが、禁止改定はウィザーズ社とタイミングを合わせる方針から9月20日の発効となっている。
- 禁止解除 《裂け目掃き/Riftsweeper》
- 2009年10月1日
- EDHが総合ルールに追加され、公式にサポートされた*50。総合ルールでは正式名称の「エルダー・ドラゴン・ハイランダー」は使われず、略称の「EDH」が用いられていた。
- 2009年12月20日*51
- 禁止 《絵描きの召使い/Painter's Servant 》
- 禁止解除 《丸砥石/Grindstone》
- 2010年6月20日*52
- エルドラージ覚醒で登場したエルドラージの高速召喚が危険ということで、大量マナ生成性能が高いカードが軒並み禁止された。《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》は再び統率者指定禁止を受けることになる。
- 禁止 《チャネル/Channel》《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》《威圧の杖/Staff of Domination》
- 統率者指定禁止 《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》
- 2010年12月2日
- ウィザーズ社のマジック公式サイトで『統率者』セットが発表された*53。
発表コラム内でEDHは今後「統率者戦/Commander」になると発表され、「将軍/General」は「統率者/Commander」に名称変更された。ウィザーズ社では以前からMagic Online版EDHことCommanderをMagic Online専用フォーマットとして展開しており、そちらの名称に合わせた形となっている。
この変更はEDHルール委員会の合意を得た上で行っており、EDHウェブサイトでも「MTG:Commander (別名 EDH - Elder Dragon Highlander)」と表記されるようになり、ドメインが dragonhighlander.net から mtgcommander.net に移転された。名称変更後も統率者戦のルールや禁止カードの管理は引き続きEDHルール委員会が行うとされた。
「統率者戦」名称変更後
- 2010年12月20日*54
- 固有色の概念が採用され、デッキに入れられるかどうかはカードの固有色を参照する形に変更された。これにより、ルール文章中に自身の色と異なる色のマナ・シンボルを持つがゆえにデッキに入れられなかった《メムナーク/Memnarch》や《放浪者ライズ/Rhys the Exiled》なども遠慮なく統率者に採用できるようになった*55。
- 禁止 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
- 2011年3月3日*56
- カードの固有色はゲーム開始時に決定され、ゲーム中の効果によって変更されないことが明記された。
- 2011年6月17日
- 『統率者』セット発売。
総合ルール更新*57で「カードがいずこから裏向きで追放領域に置かれる場合、追放したカードを見れるプレイヤーはすぐにそれを見なくてはいけない。それが他のプレイヤーがオーナーの統率者なら、それを表向きにして統率領域に置く。」のルールが追加された(のちに廃止)。一方、統率者戦ウェブサイト*58では「裏向きで追放されている統率者はいずれかのプレイヤーによって表向きで統率領域に移さなければいけない。」と多少ぼかした表現となっていた。 - 禁止解除 《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
- 2011年9月20日*59
- ヴィンテージで禁止カードの《Shahrazad》を特例で使用可能としていたが、ゲーム荒らしに使われるのが大半であったため、特例を廃止して《Shahrazad》を使用できないようにした(ヴィンテージ禁止のため、統率者戦の禁止カードリストには掲載されていない)。
- 禁止 《Shahrazad》
- 統率者指定禁止 《上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant》
- 禁止解除 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
- 2012年6月19日*60
- 禁止 《グリセルブランド/Griselbrand》《隔離するタイタン/Sundering Titan》
- 2012年8月25日*61
- 統率者ウェブサイトの裏向きで統率者が追放されたときに統率領域に戻すルールが総合ルールと同じ内容に変更された。
- 2012年9月20日*62
- 禁止 《原始のタイタン/Primeval Titan》《世界火/Worldfire》
- 統率者指定禁止 《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
- 禁止解除 《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
- 2013年4月21日*63
- 禁止 《企業秘密/Trade Secrets》
- 禁止解除 《威圧の杖/Staff of Domination》
- 2014年2月2日*64
- 禁止 《森林の始源体/Sylvan Primordial》
- 2014年9月12日*65
- 統率者指定禁止リストが廃止され、禁止カードの選定基準に「統率者として問題あり」が追加された。
- 禁止 《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》《上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant》
- 禁止解除 《金属細工師/Metalworker》
- 統率者指定禁止解除 《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
- 2015年3月23日*66
- 統率者がライブラリーや手札に戻る場合も統率領域に戻せるようになった。
- 2016年1月18日*67
- 統率者戦特有のPartial Paris Mulligan(部分的パリ・マリガン)が廃止され、通常のマジックの多人数戦と同じマリガン方式を用いるように変更された。
統率者の固有色と異なる色マナを生成すると無色マナになるルールが廃止された。 - 禁止 《クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix》
- 2016年7月22日
- 総合ルール更新*68で、裏向きで追放された統率者を統率領域に戻すルールが廃止された。統率者がライブラリーや手札に戻る場合も統率領域に戻せるようになり、オーナーの意図なしに統率者を裏向きで追放するのはほぼ困難になったため。
- 2016年9月26日*69
- 統率者戦ウェブサイト*70からハウスルールが削除された。特にハウスルールのサイドボード(ウィッシュボード)が公式ルールと勘違いされるケースがあったため、混乱を防ぐための処置とのこと。
- 2017年4月24日*71
- 禁止 《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》
- 禁止解除 《変幻の大男/Protean Hulk》
- 2017年11月30日*72
- 統率者ルール委員会主導のUnstable発売記念キャンペーンとして、2017年12月1日~2018年1月15日の期間、銀枠カードが統率者リーガルになった。
同時に銀枠カードの一部が禁止カードや要注意カードに指定された。
禁止カードは「複数ゲームにまたがる効果を持つ」「既に禁止されているカードの亜種」「ジャッジ経験者ですら考えるのが面倒くさいカード」に該当するカードが指定されている。
要注意カードは統率者戦で機能するものの使い方によっては嫌悪されてしまうカードが指定されている。 - 禁止 《Ashnod's Coupon》《Double Cross》《Double Deal》《Double Dip》《Double Play》《Double Take》《ダンジョン突入/Enter the Dungeon》《魔法ハッカー/Magical Hacker》《モックス・ロータス/Mox Lotus》《Once More with Feeling》《開発部の秘密の部屋/R&D's Secret Lair》《リチャード・ガーフィールド博士/Richard Garfield, Ph.D.》《持続力/Staying Power》《タイムマシン/Time Machine》
- 要注意 《「ああ! ハンス、逃げて!」/"Ach! Hans, Run!"》《コレクターの守護者/Collector Protector》《Incoming!》《邪悪なる地獄の落とし児の地獄の落とし児/Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil》《コンボ・プレイヤー、ジョニー/Johnny, Combo Player》《Mirror Mirror》《しっちゃかめっちゃか/Topsy Turvy》《もう一つの霊気の渦/Yet Another Aether Vortex》
- 2017年12月2日*73
- 銀枠解禁で使えるようになった《Nerf War》でおもちゃのナーフを脅しの道具に使おうと企てるプレイヤーが多数見受けられたため、統率者戦の精神を損なうものとして急遽《Nerf War》が禁止カードに指定された。
- 禁止 《Nerf War》
- 2019年7月8日*74
- 禁止 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》《パラドックス装置/Paradox Engine》
- 禁止解除 《絵描きの召使い/Painter's Servant》
- 2020年4月20日*75
- 『イコリア:巨獣の棲処』で追加された相棒メカニズムに対応するため、外部のカードをゲーム内に持ち込めないルールを「ゲームの外部から他のカードは持ち込めない」ように変更した。
また統率者戦では色が合致していれば無条件で採用できる《呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser》が禁止カードに指定された。ルーツリーに関してはプレビュー発表直後に禁止声明*76が出されていた。
統率者ルール委員会はリリース前から禁止させるアイデアは嫌いと語っており、「全てのカードにチャンスを与えるべき」というスタンスを貫きルーツリーを使えるようにすることを模索したが、仮に使えるようにしてもすぐ禁止されるのは目に見えていたため、後でもっと失望されるよりスタンスを曲げた方がよいと判断したとのこと。 - 禁止 《閃光/Flash》《呪文追い、ルーツリー/Lutri, the Spellchaser》
- 2020年5月18日
- 使用可能なカードセットからヴィンテージリーガルの旨が削除された(使用可能なカードセット自体は今までと同じ)。
ヴィンテージは原則禁止カードを出さない方針から便宜上ヴィンテージリーガルと表記していたが、同日ヴィンテージで《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》が禁止カードに指定され、ヴィンテージリーガルとは言いがたい状態になってしまったため。 - 禁止(新たに明記されたもの) アンティ関連カード全て、カード・タイプが策略のカード全て、《Shahrazad》
- 2020年6月18日時点*77
- ウィザーズ社の声明*78に伴い、「人種差別を想起させる描写や文言が含まれるカード」が禁止カードに指定された。
- 禁止 人種差別を想起させる描写や文言が含まれるカード7種(カード名はウィザーズ社の声明を参照)
- 2020年6月29日*79
- 統率者の領域移動に関するルールが変更され、統率者が墓地や追放領域に置かれる場合は一度墓地や追放領域に置いてから統率領域に戻せるようになった(総合ルールでは2020年7月3日に反映、統率者ウェブサイトのルールページには8月9日~18日の間に反映)。この変更により統率者の死亡誘発などを誘発させつつ唱え直すことが可能になった。
- 2021年1月25日*80
- 外部のカードをゲーム内に持ち込めないルールは「ゲームの外部からカードをゲームに持ち込む能力は統率者戦では機能しません」と書かれていたが、《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》の-2能力の全体が機能しないかのように読めたため、「能力の部分は統率者戦では機能しません」と明確化された。
- 2021年7月12日*81
- 『フォーゴトン・レルム探訪』に登場したダンジョンに対応するため、外部のカードをゲーム内に持ち込めないルールは「ゲームの外部から定形のカードをゲームに持ち込む能力は統率者戦では機能しません」と改定された(ダンジョンは定形外のカード)。
- 禁止 《船殻破り/Hullbreacher》
- 2021年9月13日*82
- 禁止 《不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim》
- 禁止解除 《世界火/Worldfire》
最初のEDHルール
ウェブサイト「Alaska Magic」で確認できる中で最も古いEDHのルールを紹介します。原文をそのまま翻訳しているため、ルール用語は昔のものを使用しています。
- 使用可能なカードセット
- あらゆるタイプ1(現ヴィンテージ)リーガルのセット。
- コレクターズ・エディション のカードは使用不可。プロモカードは使用不可。ポーカーのカードは使用不可(Duelist誌のエイプリルフール記事であっても)。『アングルード』の銀枠カードも使用不可。ポータル系列のカードは同名のカードがリーガルでない限り使用不可。使用可能なポータル系列のカードであっても、ポータル版のテキストではなくリーガルなセットのテキストであるものとしてプレイすること。『スターター』のカードにもポータル系列のカードと同じルールが適用される。
- 禁止カードリスト
- 《忍耐の試練/Test of Endurance》
- 監視リスト
- 《生命の律動/Biorhythm》
- 制限カードリスト
- 他の制約
- あなたのデッキはちょうど100枚にする必要がある。
- デッキにはどのカードも1枚を超えてはいけない。イラストが違っていたり、言語が違っていたり、印刷が違っていたとしても同名カードなら同じものとして扱う。
- あなたのデッキにはあなたの「ジェネラル」として振る舞う『レジェンド/Legends』のレジェンド(現伝説のクリーチャー)を1枚入れる必要がある。(クロニクル版やイタリア語の黒枠カードはこの条件を満たせない。)
- あなたのデッキには他の『レジェンド/Legends』のレジェンドを入れてはいけない。
- あなたがプレイできる呪文や起動できる能力は、あなたのジェネラルに関する色の呪文や能力に限られる。
- 『レジェンド/Legends』の各レジェンドはあなたの地域(これはアラスカ全土を表す)で1つのデッキにしか存在できないかもしれない。
- 予約済みジェネラル
- 《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》 - Adam Staley (このフォーマットの創始者!)
- 他は省略。
- 特別ルール
- これは多人数の乱闘戦フォーマットです。ライフは合計200点のプールがあり、これをプレイヤーの人数に等分することで初期ライフを決定します。
- ジェネラルはオーナー以外の誰にもゲームから取り除かれません。(例えば、あなたが《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を対戦相手のエルダー・ドラゴンにプレイした場合、それはゲームから取り除かれるのではなく墓地に行くだろう。しかし、オーナーが《飛翔艦ウェザーライト/Skyship Weatherlight》などで自身のエルダー・ドラゴンをゲームから取り除くことは可能である。)
- 単一のエルダー・ドラゴン(ジェネラルの意?)から21点のダメージを受けたプレイヤーはゲームに敗北する。
参考文献
- Embracing The Chaos - Meet The Committee - Star City Games
- >Where We've Been And How We Got Here: A Brief And Somewhat Sketchy History Of Commander - Star City Games
- EDH banlist timeline - Commander (EDH) - The Game - MTG Salvation Forums - MTG Salvation
*1:Elder Dragon Highlander - Alaska Magic (2002年10月15日時点)
*2:タイプ1禁止カードの扱いについては言及されていないが、カジュアルゲームにアンティ系のカードが使えるのは好ましいとは思えないため、タイプ1禁止カードは初期EDHでも禁止カード扱いと推測される。
*3:Elder Dragon Highlander - Alaska Magic (2003年5月9日時点)
*4:Ask the Judge, 08/20/2004: Feature Friday (StarCityGames.com)
*5:ただし自分がコントロールする統率者ならライブラリーに戻さずゲームから取り除くこともできる。
*6:Elder Dragon Highlander Update (StarCityGames.com)
*7:《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》など軽量レジェンド対策とのこと。
*8:Ask the Judge, 11/05/2004: Feature Friday (StarCityGames.com)
*9:《露天鉱床/Strip Mine》とのコンボが強すぎるため。
*10:Ask the Judge, 04/01/2005: Feature Friday (StarCityGames.com)
*11:Ask the Judge, 04/08/2005: Feature Friday (StarCityGames.com)
*12:どのカードも一度通してしまうとゲーム終了同然だったため。
*13:Elder Dragon Highlander (EDH)(2006年6月15日時点)
*14:Dream Wizards: Elder Dragon Highlander (2005年4月22日時点)
*15:片方が統率者が持つ色ならデッキに入れられる(ただし片方しか唱えられない)というもの。現在のルールでは両方合わせた固有色が統率者の固有色に含まれている場合のみ使用可能。
*16:Dream Wizards: Elder Dragon Highlander (2005年12月17日時点)
*17:Dream Wizards: Elder Dragon Highlander (2005年12月17日時点)
*18:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Keeping things up to date
*19:http://home.comcast.net/~kuranes/edh.html
*20:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Cari's rules page
*21:Dream Wizards: Elder Dragon Highlander (2006年12月12日時点)
*22:Dream Wizards: Elder Dragon Highlander (2006年12月12日時点)
*23:Elder Dragon Highlander (EDH)(2005年4月20日時点)
*24:既にそのオブジェクトが墓地にある場合は「墓地に置く」の部分を省略する。自分がコントロールする呪文や能力や《霊体の地滑り/Astral Slide》のような一時的なゲーム除外に対しては適用されず通常通りゲームから取り除かれる。
*25:このほか《1996 World Champion》、アングルード、アンヒンジド、ポータル系列のカードが禁止カードとして挙げられている。
*26:Elder Dragon Highlander (EDH)(2006年5月16日時点)
*27:当時は「状況起因効果」だった状況起因処理による死亡にも適用するためこのような言い回しになっている。
*28:なお、当時の統率者の「6マナ未満は6マナ支払う」ルールは統率者税を加えた後に適用される。
*29:Elder Dragon Highlander (EDH)(2006年10月10日時点)
*30:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Rules Changes!
*31:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(最終更新日2007年4月24日)
*32:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules (2007年6月9日時点)
*33:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(最終更新日2007年9月18日)
*34:A ROUND OF GOODBYES (Wizards)
*35:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Minor rules changes
*36:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(2008年3月4日時点)
*37:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Offcolour Hybrid cards
*38:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Limited Resources Banned
*39:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(2008年6月16日時点)
*40:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(2008年7月8日時点)
*41:当時のレジェンド・ルールはコントローラーを問わず戦場に同名の伝説のクリーチャーがいたら両方とも墓地送りになるルールだったが、オープンプレイルールでは統率者だけ戦場に残るようになる。
*42:現在もCR903.3に規定されている。
*43:非常に昔からあったルールだが長らく記載し忘れていたとのこと。
*44:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(2008年9月7日時点)
*45:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - December 08 B&R announcements
*46:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - March 09 Banned List Update
*47:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Jun 09 Banned List Update
*48:Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules(2009年7月19日時点)
*49:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - September 2009 Banned List Update
*50:Magic: The Gathering Rules Changes from Planechase to Zendikar - Yawgatog.com
*51:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - December 2009 Banned List Update
*52:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Banned List Update: June 2010
*53:MAGIC: THE GATHERING COMMANDER/マジック:ザ・ギャザリング ― 統率者 (Wizards)
*54:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: Dec 2010
*55:これまで公式ルール上ではこれらのカードは採用不可能だったが、ハウスルールで例えば《メムナーク/Memnarch》を青の統率者とみなして採用できるようにする場合もあった。
*56:Elder Dragon Highlander (EDH) / Commander rules (最終更新日2011年3月3日)
*57:Magic: The Gathering Rules Changes from New Phyrexia to Commander - Yawgatog.com
*58:Elder Dragon Highlander (EDH) / Commander rules (最終更新日2011年7月6日)
*59:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: September 2011
*60:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: JUNE 2012
*61:Changelog: Official EDH Rules page
*62:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - 20 September Banned List Announcement
*63:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: April 2013
*64:Elder Dragon Highlander (EDH) / Commander rules (最終更新日2014年2月2日)
*65:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: September 2014
*66:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: March 2015
*67:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: January 2016
*68:Magic: The Gathering Rules Changes from Shadows over Innistrad to Eldritch Moon - Yawgatog.com
*69:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: Sep 2016
*70:Commander rules (最終更新日2016年9月26日)
*71:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - BANNED LIST ANNOUNCEMENT: April 2017
*72:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - SPECIAL UNANNOUNCEMENT: December 1, 2017
*73:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - UNRULES UPDATE - NERF WAR BANNED
*74:MTG Commander/Elder Dragon Highlander View topic - Banned List Update: July 2019
*75:April 2020 Rules Update | Official Commander Website
*76:Official Commander Website (2020年4月9日時点)
*77:Banned List | Official Commander Website (2020年6月18日時点)
*78:人種差別を想起させる描写についての声明 (mtg-jp.com)
*79:July 2020 Update | Official Commander Website
*80:2021 January Update | Official Commander Website
*81:July 2021 Update | Official Commander Website
*82:September 2021 Quarterly Update | Official Commander Website